ヤマダ電機ブランドの8inch WindowsタブレットPC『EveryPad Pro』を購入しました
DELLが製造、サポートしヤマダ電機が販売している8 inch WindowsタブレットPC『EveryPad Pro』を購入しました。
EveryPad ProはDELL Venue 8 ProのOEM製品でオリジナルと違い、LTEに対応しているのが特徴。
搭載CPUはIntel® Atom™ Processor Z3775D。64bit命令セットに対応していますが搭載メモリは2GB、OSはWindows 8.1の32bit版です。
PCとしてみるとスペック的にはハイスペックとは言えませんが、使用用途を限定し割り切った使い方をすれば、このスペックでも十分使えます。
なぜ購入したか
購入した理由はsshクライアントとJREが動く、外出する場合でも邪魔にならないサイズの持ち運びやすいPCが欲しかったというのが理由です。
又SIMスロットがあり単体でインターネットが接続でき、価格が3万円台で購入できたのも決め手です。
サイズはカメラバッグに入る程度のサイズで、具体的に7〜8inchサイズぐらいのサイズの機種を検討していました。
7inchというのはポケットに入るサイズの限界で、できれば7inchサイズのPCが欲しかったのですが、7inchサイズでSIMスロットを搭載したタブレットPCとして利用できる端末はないようです。
8inchになるとポケットには入らないサイズになりますがカバンの隙間には楽に入るサイズです。
sshクライアントに関しては、AndroidやiPadでもいくつかターミナルエミュレータがありますがマルチウィンドウで作業することができないので、別のアプリケーションとウィンドウを切り替えながら作業することが難しいです。
実際のところ今まで7inchのAndroidタブレットを使用していたのですが、使い勝手が良いものではありませんでした。
一応マルチウィンドウについてはiOS 9に機能が追加されましたが、PCに比べてまだまだ実用的とは言えません。
またタスクを切り替えた際に起動していたアプリケーションが生存しているという保証がないため接続が切れてしまう可能性もあります。
JREに関しては、PCでしか動かないのでAndroidタブレットやiPadという選択は完全に外れてしまいます。
総合的に考えてWindowsタブレットという選択肢が最適であり、その中でも8inchのWindowsタブレットでLTEに対応したタブレットということで『EveryPad Pro』を購入しました。
開封の儀
いつも通りの開封の儀。
EveryPad Proの下に見えるby YAMADAの文字がなんとも言い難い雰囲気を醸し出しています。
箱を開けてみたところ。
dell.com/supportの文字。
箱を完全に開けてみたところ。
EveryPad Proを箱から取り出してみたところ。
Office Home & Bussiness 2013が付属しています。
内容物一式。
EveryPad Proの表面。
EveryPad Proの裏面。
EveryPad Proの側面。
左からMicroSDカードスロット、SIMスロット、マイク、ボリュームボタン、電源ボタン、バッテリーステータスランプ、OTGに対応した給電端子兼MicroUSB 2.0端子。
EveryPad Proの上面。
左からWindowsボタン、ヘッドフォンおよびマイクコンボジャック
手に持ってみたところ。
手の大きさにもよりますが、片手で持てるほどコンパクトです。
MacBook Pro Retina 15inchと並べて見たところ。
別売りのサードパーティ製Bluetooth キーボード付きのケースに入れてノートPCスタイルにしてみたところ。
開いた状態でMacBook Pro Retina 15inchと並べて見たところ。
タブレットモードで縦向き表示。
タッチパネルでの操作に最適。
プリインストールされているOSは8.1ですが、スクリーンショットはWindows 10にアップグレード済みの画面です。
デスクトップモードで縦向き表示。
ボタンが小さいのでタッチパネルだと操作しにくい。
デスクトップモードで横向き表示。
アクションセンターを表示した状態。
LTE対応端末なので携帯ネットワークのアイコンが表示されています。
縦向きでCygwinを起動した状態。
8inchサイズであればフルサイズのソフトウェアキーボードでも操作できるレベル。
縦向きでChromeを使用しFacebookを表示してみたところ。
縦向きで横幅が800pxとなるので幅のあるサイトだと右側が隠れる。
ちなみにFacebookアプリの対応言語は英語のみ。
感想
使用してみた感想としては、万能なPCとして使用するには物足ませんが、外出用のサブPCとして用途を限定して使用するのであれば必要十分なスペックと機能を備えていると思います。
今回購入したEveryPad Proを使ってみた限りレスポンスではWindowsタブレットの方がキビキビと動作していると感じます。
操作感としてタッチパネルでPCのアプリケーションを操作するのは辛いものがあり、PCとして使用するのであればマウスかトラックパッドは必須じゃないかと思います。
またタブレットとしての使い勝手ではWindows Storeアプリが殆どなく、また対応していても日本語に対応していないなど不十分であり、その点AndroidやiOSの方が公開されているアプリの数でもGUIの洗練性でも優れていると言えるでしょう。
何より3万円台という価格で、ある程度使えるタブレットPCが手に入るというのは素晴らしい。
以前にも一時期EeePCのようなネットブックブームもありましたが、あの頃発売されていたものは単なる廉価で不格好なPCという感じだったので完全に無視していました。
今ではスマートフォンやタブレットの普及技術で作られた、無線データ通信、タッチパネルを搭載しタブレットとしても使えてコンパクトで持ち運びやすいPCが3万円台で手に入ります。
世の中凄い時代になったものだと実感しました。
以上、そんな感じでご参考になれば幸いです。