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mountのbindオプションでディレクトリをマウントする

Linuxの小ネタ。
とっくにブログに書いているかと思っていましたが、書かれていなかったので久しぶりのネタとして。


mountはファイルシステムをマウントするコマンドで、通常はブロックデバイスをマウントします。
Linuxではmountコマンドにbindオプションをつけるとディレクトリをマウントすることができます。

書式

コマンドの書式は下記の通りです。

# mount --bind <olddir> <newdir>

再帰的にマウントする場合はrbindオプションを使用します。

# mount --rbind <olddir> <newdir>

起動時にマウントする場合はfstabに記述します。

<olddir>              <newdir>                 rw,bind 0 0

使用例

コマンドでの使用例。

# mount --bind /var/www/vhosts/example.com/web /home/hoge/web

fstabの記述例

/var/www/vhosts/example.com/web /home/hoge/web    none    rw,bind  0 0

何が便利かというと、chroot環境化からchroot外のディレクトリにシンボリックリンクを辿ってアクセスすることはできませんがbindオプションでマウントしたディレクトリであれば辿ることができます。