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同じUSB3.0対応でも、こんなに違う!激安vs爆速 USBフラッシュメモリ ベンチマーク対決

同じUSB 3.0対応でも、こんなに違う!

激安USBフラッシュメモリ Princeton PSUSB3-64G爆速USBフラッシュメモリ SanDiskSDCZ80-064G-X46を購入したのでベンチマークを行って性能を比較してみました。

比較製品

比較対象の製品。

上から順番に下記の通り。

爆速の代表 SanDisk Extreme SDCZ80-064G-X46
激安の代表 Princeton UniSerB PSUSB3-64G
過去の老兵 Buffalo RUF2-YUF8GS-BK

SDCZ80-064G-X46とPSUSB3-64Gは、どちらもUSB 3.0対応で容量は64GB。

爆速の代表「SanDisk Extreme SDCZ80-064G-X46」はUSB 3.0対応で64GBの大容量。最大の特徴は何といっても公称値190MB/s Read、170MB/s Writeという超爆速な速度です。

対する激安の代表「Princeton UniSerB PSUSB3-64G」も同じくUSB 3.0対応で64GBの容量ながら、お値段3,000円前後と非常にリーズナブルな価格が魅力の製品です。

最後に過去の老兵 Buffalo RUF2-YUF8GS-BKはUSB2.0対応の8GB USBフラッシュメモリ。参考として載せました。

ベンチマーク1:Xbench

まずはXbenchでのベンチマーク結果。
見てお分かりの通り、圧倒的な差がついてしまいました。


SanDisk SDCZ80-064G-X46 Princeton PSUSB3-64G Buffalo RUF2-YUF8GS-BK
Sequential Write 4KB 191.20 MB/sec 28.87 MB/sec 7.29 MB/sec
Sequential Write 256KB 143.82 MB/sec 14.19 MB/sec 7.25 MB/sec
Sequential Read 4KB 20.65 MB/sec 19.32 MB/sec 3.90 MB/sec
Sequential Read 256KB 178.08 MB/sec 104.49 MB/sec 17.13 MB/sec
Random Write 4KB 10.38 MB/sec 0.84 MB/sec 0.01 MB/sec
Random Write 256KB 23.84 MB/sec 10.00 MB/sec 0.35 MB/sec
Random Read 4KB 10.53 MB/sec 5.52 MB/sec 3.53 MB/sec
Random Read 256KB 95.63 MB/sec 66.66 MB/sec 17.30 MB/sec

ベンチマークにはXbenchを使用。
SDCZ80-064G-X46とPSUSB3-64Gは3回計測した平均です。

あらゆる結果において、SanDisk Extreme SDCZ80-064G-X46が圧勝。
Sequential Read 4KBでは殆ど差がないものの、それ以外では1.2倍〜12倍ぐらいの差がついています。

RUF2-YUF8GS-BKはあまりの遅さに「お兄ちゃんもう止めて!」と叫ぶ妹の悲鳴が聴こえた気がしたので1回で止めてます。
こちらは2.98倍〜1038倍の性能差となりました。差があり過ぎてお話になりません。

ちなみに私に妹はおりませんので、聴こえたのは幻聴だと思います。

ベンチマーク2:ファイルコピー

次に手元にあったCentOS 5.8のDVDイメージファイル(4.58GB)をコピーしてみました。
ファイルシステムはFATでは4GBまでしか書き込めないため、HFS+でフォーマットしました。


SanDisk SDCZ80-064G-X46 Princeton PSUSB3-64G Buffalo RUF2-YUF8GS-BK
4.58GB Write 27.943秒(167.83MB/sec) 4分56.982秒(15.79MB/sec) 16分28.338秒(4.74MB/sec)
4.58GB Read 22.648秒(207.07MB/sec) 34.042秒(137.76MB/sec) 17分39.68秒(4.43MB/sec)

こちらもXbenchでのベンチマークに近い結果となりました。
ライトに関しては10倍以上の速度差がありますのでSDCZ80-064G-X46に慣れてしまうと、他のUSBフラッシュメモリは使用できません。

感想

人生は儚く短いものです。
ファイルのコピーが終わるまでモニターを眺め続けることは、人生において無駄な時間と言えます。

前日まで全くこだわらずにUSBフラッシュメモリを使っていましたが、今回のベンチマークを行って心が入れ替わりました。
特にSDCZ80-064G-X46を試した後での今まで使っていたRUF2-YUF8GS-BKのベンチマークの時間は苦痛以外の何ものでもなく、二度と使いたくないと感じられる程でした。

USBフラッシュメモリに限らず、モノは何でも使用用途に応じたものを購入するべきですが、ちょっとお金を出すだけで無駄な時間を減らす事ができるのであれば、少し高価なものであったとしても人生において有意義な買い物と言えるかもしれません。

まだUSB 2.0対応のUSBフラッシュメモリをお使いであれば、本記事を参考に爆速なUSB 3.0対応のUSBフラッシュメモリの購入を検討しては如何でしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。