Mac OS X Lionでe-Taxを利用し確定申告をするには?
追記
Mountain Lionではe-Taxで確定申告できないようです。
http://emylo0.com/mountain-lionmac-osx-10-7%E3%81%A7e-tax%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E7%94%B3%E5%91%8A%E3%81%99%E3%82%8B/
新しい方法が見つかりましたらお知らせしたいと思います。
確定申告しなければ・・・と思いつつ、3月15日の期限まで残り10日程になってしまいました。
e-Taxを利用すると自宅のパソコンでも確定申告できるらしいので、Mac OS X Lionでe-Taxを利用して確定申告をする方法を調べてみました。
以下、試していないけどメモとして。
下記の方法で問題なく確定申告ができました。
必要なモジュールのインストール
e-Taxの利用環境はMac OS Xは10.5 Leopardおよび10.6 Snow Leopardは推奨環境に含まれていますが、10.7 Lionは推奨環境に含まれなくなりました。
国税庁ホームページリニューアルのお知らせ|国税庁
Lionで行うにはどのようにすれば良いのか、調べていたところApple サポートコミュニティ ディスカッションで下記の投稿を見つけました。
e-Tax JPKI利用者ソフトICカード認識しない
スマートカードサービスのサポートはオープンソースプロジェクトのMacOSForge.orgに移管し、Lionから標準でのサポートは外してしまったということらしいです。
http://lists.apple.com/archives/fed-talk/2011/Jul/msg00099.html
以下に、Lionで必要になるモジュールのインストール方法を記載します。
1.Smart Card Services Updateをインストールする
以下のURLから『Smart Card Services Update v2.0b1』をダウンロードしインストールを行います。
Installers
2. 10.6 Snow LeopardのJPKI.tokendをコピーする
10.6 Snow Leopardの /System/Library/Security/tokend/JPKI.tokend/ にあるファイルを丸ごとLionにコピーします。
『Snow Leopardなんて無いよ』という方は、以下のURLをご覧なられると幸せになれると思います。
Good night, Posterous
3. SafariとJavaを32bitモードで起動する
- Javaを32bitモードにする
『アプリケーション』→『ユーティリティ』→『Java Preferences』を起動。
CPUタイプ『32-bit』の優先順位が上になるようにドラッグして並べ替える。
- Safariを32bitモードにする
Finderで『アプリケーション』にある『Safari』を選択して『ファイル』メニューから『情報を見る』を選択し、『32 ビットモードで開く』のチェックを入れる。
Javaは32bitモードにしないとエラーが発生した。
Safariは32bitモードにしなくても問題なく動作したが、参考にした他サイトで32bitモードにする説明があったので動作しなかった場合は試してみた方が良いと思う。
4.ルート証明書のインストール
e-Taxのサイトに記載されていますが、ルート証明書のインストールが必要です。詳細は下記参照。
Snow Leopardの説明を参考に作業すれば問題なくインストールできます。
国税庁ホームページリニューアルのお知らせ|国税庁
5.公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール
こちらもe-Taxのサイトに記載されていますが、下記URLより公的個人認証サービス利用者クライアントソフトをダウンロードしてインストールを行ってください。
利用者クライアントソフトのダウンロード | 公的個人認証サービス ポータルサイト
その他確定申告を行う為に必要なもの
その他確定申告を行う為に必要なものは下記の通り。
1の住民基本台帳カードについては、住民票のある市役所等の窓口で、住民基本台帳カードを入手し、「電子証明書発行申請書」等を提出して電子証明書(公的個人認証サービスに基づく電子証明書)の発行を受ける。(手数料が必要)
取得手順はこちらのURLを参考。
http://juki-card.com/syutoku/index.html
■住民基本台帳カード取得に必要なもの
- 住民基本台帳カード交付申請書(市区町村の窓口にあります。)
- 写真(※上半身、無帽、正面、無背景で6ヶ月以内に撮影した縦45mm×横35mmの大きさのもの。ただし市区町村によっては、大きさが異なる場合がありますので要確認)
- 運転免許証,パスポートなどの証明書等
- 市区町村が条例で定める手数料(500円程度が一般的ですが、無料としている市区町村もある。)
2のICカードリーダライタについては別途購入する。
私は下記のリーダーを使いました。
NTTコミュニケーションズ 接触型ICカードリーダー・ライター e-Tax Win&Mac対応 SCR3310-NTTCom
- 出版社/メーカー: NTTコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/07/24
- メディア: Personal Computers
- 購入: 94人 クリック: 2,093回
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上記環境が準備できれば、後は『平成30年分 確定申告特集』を参考に確定申告するだけです。
以上、取り急ぎメモとして。
後日、実際に試した際に加筆します。
以上の準備で問題なく確定申告ができました。
ご参考になれば幸いです。