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続:CentOS 5.4でKVMを試してみた。 〜 virt-manager編 〜

前回、コンソールから仮想マシンを作成してみたので、今回はvirt-managerを使ってGUIから仮想マシンを作成してみました。

構成

次の構成でインストールを行います。

ホストOS CentOS 5.4 x86_64
ゲストOS CentOS 5.4 x86_64
インストール方法 ネットワークのインストールツリー(HTTP, FTP, 又はNFS)(T)
ネットワーク 共有物理装置
HDD割当 12000MB
メモリ割当 512MB
CPU割当 2

手順

1.仮想マシンの作成。

仮想マシンマネージャで『新規(N)』ボタンをクリックする。

2.『Create a new virtual machine』ウィザードの開始

『進む(F)』をクリックする。

3.仮想マシン名(Virtual Machine Name)の入力

『Name』に仮想マシン名を入力し、『進む(F)』をクリックする。

4.仮想化方法(Virtualization Method)の選択

KVMでは完全仮想化のみをサポートするので『Fully Virtualized』を選択し、『ハイパーバイザー』から『KVM』を選択し、『進む(F)』をクリックする。

5.インストール方法(Installation Method)の選択

後からコンソールから使えるようにする為、『ネットワークのインストールツリー(HTTP, FTP, 又はNFS)(T)』を選びカーネルパラメータを指定する。また、準仮想化ドライバーを使用する為に『OS種別(V)』を『Generic 2.6.25 or later kernel with virtio』を選び、『進む(F)』をクリックする。

6.インストール元(Installation Source)の指定

『Installation media URL』を入力する。
CentOS 5.4 x86_64版の国内主要ミラーは下記の通り。

KDDI 研究所(HTTP) http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/CentOS/5.4/os/x86_64
KDDI 研究所(FTP) ftp://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/CentOS/5.4/os/x86_64
理化学研究所(HTTP) http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.4/os/x86_64
理化学研究所(FTP) ftp://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.4/os/x86_64
北陸先端科学技術大学院大学(HTTP) http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/5.4/os/x86_64
北陸先端科学技術大学院大学(FTP) ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/5.4/os/x86_64
IIJ(HTTP) http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/5.4/os/x86_64
IIJ(FTP) ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/5.4/os/x86_64

カーネルパラメータ』はvirshからコンソールに繋げるようにするために、

console=tty0 consoletty=S0,115200n8

を指定する。

キックスタートを使用する場合は、『キックスタートURL(L)』も指定する。

入力が終わったら『進む(F)』をクリックする。

7.記憶領域(Storage)の設定

ディスクイメージを使用するため、『File(disk image)』を選ぶ。
サイズはデフォルトで4000MBになっているので、環境に合わせて調整する。

8.(Network)の設定

『共有物理装置』を選択し、『装置』から『eth0(ブリッジ br0)』を選択する。

9.メモリとCPUの割当(Memory and CPU Allocation)の設定

メモリとCPUの割当を環境に合わせて調整し、『進む(F)』をクリックする。

10.作成完了(Finish Virtual Machine Creation)

設定内容を確認し、問題なければ『完了』をクリックする。


仮想マシンを開始するとインストーラ(Anaconda)が起動します。
後は通常通り、CentOSのインストールを行うだけです。


暇を見て他のOSも試してみたいと思います。