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書評 - なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方

なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方 (ディスカヴァー携書)

なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方 (ディスカヴァー携書)

以前購入して積読していた本ですが、iPhoneアプリで出ていたので購入しました。
なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方

目次

はじめに
scene 1 同僚・友人・家族など一般に
    01 何か言われた、すぐ、「わかっているよ」「知っているよ」と答える
    02 「つまり、〇〇ということなんだろう?」「要するに、〇〇なんだね」などと相手の話を要約する
    03 相手の勧めやもてなしに対し、「あれもよかったよ」「あそこもよかったよ」と別のもののことを話す
    04 「ところでさ」「それより」などと、勝手に話題を変える
    05 「ああ、あれね」とつまらなそうに言う
    06 相手の話を「でも」「っていうか」などと否定し、もしくは言い換える
    07 相手がおもしろそうに話してきたことに対し、「そんなこと、みんな知ってるよ」と答える
    08 相手の話に対し、「それは、こういうことだよ」と教えを垂れる
    09 「だって」「それは」と、聞いてもいないのに弁解する
    10 何かと言うと、「どうせ」と、悲観的なことを言う
    11 相手が話し終わる前に、「ふーん」「そう」と相づちを打つ
    12 「はあ?」「ええっ?」と大きな声で不審そうに聞き返す
    13 「ええ」「まぁ」「そのうち」などと言うだけで、それ以上、何も答えない
    14 「そうかなぁ」「そうなのぉ?」と疑うように言うだけで、同意も反対もしない
    15 「別に」とそっけなく答える
    16 「きみは、そう思うんだね」とそっけなく言う
    17 返事をしない
    18 悩みを打ち明けてきたら、「そんなの、よくあることだよ」と慰める
    19 悩みに対し、「こうすればいい」と忠告する
    20 悩みに対し、「わたしもそういうことあったわ。わたしの場合はね」と自慢話になってしまう
    21 悩みに対し、「それは気持ちのもちようよ」などと言う
    22 「わたしは、こうしてきた」「わたしは、こういう人だから」など、とにかく会話の中に、「わたし」ということばが多い
    23 自分のことばかり喋る
    24 自分のことは、いっさい話さない 自分の意見を言わない
    25 やたらとむずかしいことばや専門語をつかう
    26 相手の話に客観的な解説を加える
    27 「ぼくはいいんだけれど、みんなが」と言って、苦情を述べる
    28 苦情をいったり、断ったりするとき、くどくどと言い訳する
    29 「あなたって、〇〇な人だからね」と決めつける
    30 「〇〇って、そういうものでしょ?」と、すぐ同意を求める
    31 「リラックスしろよ」「頑張って」
    32 「〇〇さんが好き」「ぼくの友だちがね」と、別の人のことを話す
    33 人間関係について、「あなたには、合わないかもしれないね」「きみには、お似合いだね」などと評する
    34 「〇〇は、あるわね」「〇〇は、できるよな」と誉める
    35 同じ話を何度も
    36 「その話、前にも聞いたよ」
    37 「〇〇にも相談したんだけど、あなたはどう思う?」など、ほかの人の後に、尋ねたり話したりする
    38 腕組み・足組みをして話を聞く 眉間にしわを寄せて話を聞く
    39 意味のない笑いを浮かべて、話す・聞く
    40 何人かで固まって、ひそひそ、あるいは、わいわい話す
    41 言うべきことを言わない

scene 2 目上の人から目下の人へ
    42 「〇〇君は、よくやっているよ」と目の前で、ほかの部下や子供を誉める
    43 「きみだって、頑張れば、〇〇君のようになれるよ」「〇〇君を見習いなさい」
    44 「あなたのためを思って言っているのよ」と前置きしてから叱る
    45 みんなの前で、叱る
    46 「あなたには、〇〇がないからね」と決めつける
    47 「きみには無理だったのかもしれないね」と投げやりに言う
    48 「きみには失望させられたよ」
    49 「これ、やってくれると、うれしいんだけどなあ」などと、必要以上に慇懃に、用事を言いつける
    50 「これやっとけよ」と、いきなり言いつける
    51 「ちゃんと言っただろう」「何度言ったら、わかるんだ」
    52 「まだ、若いからなあ」と、わかったように言う
    53 「そうか、そうか」と、ろくに聞かないで、答える
    54 誉めない
    55 叱らない
    56 相手の同僚や後輩を通じて、指示を言いつける
    57 中間管理職を無視して、下の部下に命令する

scene 3 目下の人から目上の人へ
    58 仕事を催促されると、「わかっています」「いま、やろうと思っていたところです」と答える
    59 「だって」「でも」などと、すぐ口答えする
    60 「感心しました」「よくやっていますね」などと誉める
    61 「あなたがおっしゃるなら、そうしますが」「まぁ、いいですけど」
    62 「ええっ?」「はあぁ?」「はいはい」
    63 「できません!」「無理です!」と言下にはねつける
    64 「みんな、たいへんなんですから」「ぼくはいいんですけど、みんなが」「そういうことは、おっしゃらないほうがいいと思います」などと進言する
    65 挨拶をしない 言うべきことを言わない
    66 「部長が言ってました」「社長はこうおっしゃっています」とさらに上の上司のことを引き合いにだす
    67 「ごくろうさまです」「よく頑張られますね」「よくいらっしゃいました」「賛成です」「あなた」「わかりました」「すみません」
    68 敬語をつかわない
    69 尊敬語と謙譲語を間違える

scene 4 夫婦・家族の間で
    70 「ぼくはたいへんなんだ」「あたしだって忙しいのよ」
    71 「どうせ、きみには言ってもむだだね」「どうせ、あなたは、そういう人ですからね」と、切り捨てた言い方をする
    72 「いつだって、そうなんだから」「たまには、〇〇ぐらいしてくれたっていいじゃないか」と責める
    73 「〇〇しろ」「〇〇しといて」といきなり命令する
    74 「あなたは、〇〇すべきだ(よ)」
    75 「〇〇さんの家では」「わたしの父(母)なら」「〇〇さんの子は」などと比較する
    76 「後にしてくれ」などと言って話を聞かない
    77 何かをしながら、話を聞く 顔をみないで、話を聞く
    78 「だめな人ね」「だめな子ね」と、突き放したように言う
    79 誉めない
    80 感謝の気持ちを伝えない
    81 いたわりの言葉をかけない
    82 誕生日おめでとうと言わない
    83 好きだと言わない
解説

この本は、ついつい相手誤解を与えてしまう『誤解されやすいものの言い方』を集めた本です。
『この言い方はダメである』という気づき与えてくれるのが本書の役割で、書いてあることを改めるだけで、誤解を与えてしまうことは少なくなると思います。


83項目ありますが、それぞれの言葉のもつ『意味』について解説されており意味だけを数えると15パターンあります。
それは下記の通りです。

  • 一般化(あなたは、特別な存在ではありません。)
  • 陳腐化(あなたは、とるに足らない存在です。)
  • 差別(わたしとあなたは違います)
  • 比較(あなたは、わたし(ほかの誰か)より、劣っている)
  • 上下(あなたより、わたしの方が上です)
  • 勝敗(あなたより、わたしの方が偉い。優れています)
  • 評価・忠告・批判(あなたは十分ではありません)
  • 疑い(あなたのことは信頼できません)
  • 否定(あなたは、間違っています)
  • 被害者(あなたは、わたしたちの加害者です。あなたが悪い)
  • 自己正当化(わたしは正しい。わたしは間違っていません)
  • 脅迫(もし、〇〇なら、悪いのはあなたです)
  • 拒絶(わたしはあなたが嫌いです)
  • 無関心・無視(わたしはあなたに感心がありません)
  • 孤立化(みんな、あなたが嫌いです)

巻末の解説にまとめられていますので、実際の会話の中ですぐに使えるように、しばらく持ち歩いて覚えてしまうのが良いでしょう。


本書の惜しい点としては、こうすると良くないという事は豊富に記載されているのですが、どうすれば良いという例があまり記載されてない点です。
もちろん答え方はケースによって異なる為、一概にこう答えるべきだという正しい答えはなく、生活の中で見つけていかなければ無いのかもしれません。


結局の所、相手の話をよく聞くというのが答えで、例えば一度『なるほど』と話を受け止めることなのではないかと思います。
重要なのは話を聞くための心のゆとりが必要なのではないでしょうか。


なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方

なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方 (ディスカヴァー携書)

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