己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし
そんな気分だったので、
『彼れを知りて、己を知れば、百戦して殆うからず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。』敵情を知って身方の事情もしっておれば、百たび戦っても危険がなく、
敵情を知らないで、身方の事情を知っていれば、勝ったり負けたりし、
敵情を知らず身方の事情を知らないのでは、戦うたびにきまって危険だ。
孫子も最近読んでないので、もう一回読み直そう。
この一文で「彼を知りて己を知らざれば」という命題がない。それは決して略したのではなくて、「己を知らざる者」に「彼を知り得る」ということは考えられぬから、掲げてないのである。ここの「知る」ということをその様に深く解すること、また敵を知ることは極めて重要であるが、己を知ることはより肝要であることを、ソクラテスの「先ず汝自身を知れ」と言った金言と共に想起すべきであろう。
「先ず汝自身を知れ」か。
ソクラテス。古代ギリシャ時代の哲学者ですね。
本は買ったけど読んでないな。
人工知能の基盤科学の中にも『哲学』がある。
一度読んでおくべきかな。
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