理想未来ってなんやねん

娘可愛い。お父さん頑張る。

blogを書くメリット

自分を成長させようと考えている人は、是非blogは書くべきだと思う。
ことことは様々な著名な方が述べていることだと思うが、自分なりに纏めてみようと思う。

アウトプットがないならば「知的消費」に過ぎない

梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく』にこんな事がかかれている。

個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為を、梅棹は「知的生産」という言葉にこめた。ただ「頭がいい」とか「記憶力がいい」ということも生産を伴わなければ意味が無く「本を読む」という高度に知的な行為も、アウトプットがないならば「知的消費」に過ぎず「知的生産」ではないのだと梅棹は言い切った。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) p146

これを見て、私は今まで本を読んでも消費しているに過ぎないという事に気がついた。
「知的消費」を「知的生産」に変えていくためには、下手であってもアウトプットを増やしていかなければならないのだと考えさせられた。

私が普段思っている事ですが、語彙が少なければ、言葉を発することはできないと思う。
だから、本を読む、著名な人の発する情報を見て、興味のある言葉を纏め、少しずつ使いながら自分のものにしていくことが大事だと思う。
子供が言葉の使い方をよく間違えるように、大人である私たちでさえも文章を書くということになれていないと、良い文章を書くことができない。
下手でも良いから書く。これを続けるのが大事だと思う。

何を書くべきか?

まずは未来の自分が読みたくなるような記事を書きましょう。たとえば学生なら、授業ノートを書ける範囲で書く。社会人であれば、仕事のメモを公開できる範囲で書く。そしてそれをときおりまとめてまとめ記事を書く。こうした記事は、他者にも役立つことが多いので、より多くの読者を確保する公算も大きくなるのです。

自分が読みたくなるような記事というのは何か?
自分が覚えておきたい事だと思う。
記憶は自分の頭の中にしか残らない。
blogに書く事で、後から調べることができるようになる。

ネット上に公開する事のメリット

しかし私は、こんな一連の「知的生産の成果」に加えて、オープンなプロセスにおいて次々に生まれる「知的興奮の連鎖」の方に大きな感動があった。
新しい「ダイナミックな知の創造プロセス」を実感したからである。そしてそれは、脳をネットに預け、他者の脳と接近したことによって得られた知的興奮だった。(中略)
情報がほぼ無制限にネット上に溢れるようになり、情報自身よりもアテンション(関心)こそが希少なのだと言われて久しいが、(中略)
情報自信をネットに公開してネットに預け(情報自身は過剰性を指向)、利子のように返ってくるアテンションを得る。
このインプットに改めて構造化した知を再びネットに預け……というプロセスを繰り返すことが、新しい知的生産の流儀なのだ。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) p162

ネット上に公開する事のメリットは、他の誰かからのフィードバックを得られやすいということだ。
反論、別論、様々な意見を得て、自分の考えを直し良いものに変えていけることこそがメリットなんだと思う。

そのためには、ある程度、絡んでくれる人が必要。
絡んでくれる人を増やすためには、『自分がここにいます』という事を宣言しなければならない。
今では簡単な事で、関心を集められることを記録していけば、あとはGoogleが関心を持った人を惹き付けてくれる。

ネット上の不特定多数を信頼する

梅田望夫さんは新しい可能性を追求するための条件の一つとして『ネット上の不特定多数を信頼する』気持ちを持つ事であると述べている。

ネット上の不特定多数を信頼するのは冗談じゃないと思うかもしれない。

よく耳にするのが、Blog炎上という話。
なぜ炎上するのか?
それは反論されるだけの考え相違があるからだとおもう。

そのように寄せられた意見に、真正面から受け止めて、真摯な言葉で対応していけば、ブログを見に来た人の中から支持者に加わるものや、批判的なコメントをよせていた人も支持者に変化していきます。 そうするとコメントも好意的なものが中心になりますし、一部の「荒らし」だけが目的の野次馬のような人間も、その場に居づらくなって書き込みをやめます。誠実な対応がネットの自浄作用を生むといってもいいでしょう。

もし自分が間違えたことを言っていれば、自浄作用により浄化される。
潰されるか、浄化されるかのどちらかということになる。
こうしてネットの正しい性質は維持されるようになっているのだと思う。

晒している人は強い
晒されている人は強い
晒けだしている人は強い
変なプライドで閉じてる人は弱い

IT 戦士の作り方

逆縁の仏という言葉がある。
誰かに挫折に落とし入れられても、それをバネにして以前よりもっと成長でき。本物の優しさや苦難を乗り越える大切さがわかるようになるのだと思う。

恐れていると、いつまでも成長できない。

晒して、コメントを受けて、自分を変えていく事で、良い自分に変えていけるのだと思う。


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)