ウェブ時代 5つの定理
梅田望夫さんの新しい本
早速予約しました。
「毎朝四時とか五時に起きて三時間も四時間も何をやっているのか」、「一万冊以上の本を買い集めて、どうやって読むのか」とよく尋ねられるのですが、私はここ十数年、莫大な時間を投資してこのことをやり続けていたのです。
私は、ビジョナリーたちの言葉の探索を、砂漠での砂金探しになぞらえています。人々が発する膨大な言葉を、私自身の感性のふるいにかけ、最後まで残ったものが文字通り「金言」で、それが私の思考の核となってきました。
これまでの著作の中でも、私は蓄積してきた大切な金言のいくつかを隠し味のようにして文章の中に織り込んできました。この勉強法についてはあまり公に話してこなかったのですが、「何かあるぞ」と、私がビジョナリーたちの金言を集めていることに気付いた人が一人だけいた。その人が本書の担当編集者、山本浩貴さん(一九七六年生れ)でした。
- 一万冊以上の本を買い集めて読んでいた。
- 膨大な言葉を、感性のふるいに掛け最後まで残ったものが金言。金言を隠し味のようにして文章の中に織り込む。
私の蔵書は精々600冊ぐらいだろう。
しかも自覚して読んでいた訳ではないので、定着率は悪いと思う。
言葉の力はおそろしいものです。毎日毎日、心が萎えるような言葉をシャワーのように浴びるのと、オプティミズムにあふれた未来志向のわくわくする言葉に勇気付けられるのとでは、同じ人でもまったく違う人生が広がる。
これはつくづく感じます。
困難があっても頑張れるのは、言葉の力によるものだと思います。
本書で取り上げる言葉の数々は、皆、英語です。日本語に訳しても、なんとか原文の切れ味が残るよう、翻訳家の上杉隼人さんのご協力をいただいてベストを尽くしたつもりです。ぜひ英文も読み飛ばさずに味わっていただきたいと思います。
やっぱり、英語必要ですね。。。

- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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