Internal Postfix block diagram
年末年始はPostfixと戯れていました。
折角だから極めてみようと思い、Postfixの内部構成図を写し描きしてみました。
各デーモンの概要は下記の通り。
プログラム名 | 説明 |
---|---|
master | PostfixのMTA環境ではmasterというプログラムが常駐し、必要に応じて他のプログラムを起動するなど、Postfix全体の動作を制御する。 |
pickup | maildropキューにあるメッセージを取り出し、cleanupプログラムに渡す。 |
smtpd | リモートのMTAから電子メールを受信する。受信したメールはcleanupプログラムに渡す。 |
cleanup | 受け取ったメールが適切なメッセージ形式かどうかを確認する。その後、canonicalテーブルとvirtualテーブルの設定に従ってメールアドレスの書き換えを行いincomingキューにメッセージを入れる。 |
trivial-rewrite | cleanup デーモンが検索テーブルにアドレスを通す前に、まずアドレスを trivial-rewrite デーモンに送ることによって、標準的な user@fully.qualified.domain 形式に書き換えます。 |
qmgr | incoming キューにあるメールを取り出し、activeキューに入れる。nqmgrはactiveキュー及びdefferdキューに入れられたメールを定期的にチェックし、そのメールの宛先に応じて、local、smtp、pipeといったメール配信用プログラムに渡す。 |
local | ローカルユーザのメールボックスにメールを配信する。但し、そのメールのアドレスがaliasesテーブルに含まれていた場合はaliasesテーブルで定義されているアドレスに配送するメールボックスを変更する。また、.forwardファイルが存在する場合はそのリストに含まれる宛先にメールを転送する。 |
smtp | リモートホストのユーザを宛先とするメッセージをSMTPプロトコルを使って配信する。 |
pipe | 他のプログラムにメールを渡す。 |
bounce | リモートメールサーバに受け取りを拒否されたメールを処理する。元のメールの送信元を宛先に変更したうえで、defferedキューに格納される。 |
引用元:Postfix構成とプロセス概要
残りは週末にでも。
MacBookのCPUファンを交換したいと思いつつ、今日は寝ます。
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