リッドクローズド(クラムシェル)モードで使用する場合の注意点
ノートPCを閉じた状態で、外部ディスプレイとキーボード、マウスを接続してデスクトップPCのように使用するモードをリッドクローズド(クラムシェル)モードと言います。
リッドクローズドモードではディスプレイを閉じた状態で使用するため、キーボード部分からの廃熱が行われなくなり、廃熱効率が悪くなるので通常に比べてCPU温度が熱くなります。
試しにディスプレイを閉じた状態と開いた状態を比較してみたところ、前者は70度前後で、後者は60度前後のCPU温度で動作していました。
CPU温度が高いとCPU冷却ファンの回転数を上昇させてCPUを冷却するようになりますが、回転数を上げた分だけ摩耗が激しくなりますので、結果、ファンの寿命が縮みます。
ファンの寿命がくると、回転数が上がってもCPU温度が下がらなくなります。
ファンの回転数が最大でもCPU温度が高い状態が続く場合、温度を下げる為にCPUの動作クロックが下がります。
動作クロックが下がると、下がった分だけ性能が落ちます。
結果として、『昔に比べて性能が落ちた』ということが起こります。
リッドクローズドモードを使用する方で、最近PCの性能が下がったという場合、上記の点にご注意下さい。
旧MacBookでCPU冷却ファンを交換したいという方は、下記の記事が参考になるかもしれません。
[Mac]写真で見るMacBook Late 2006のCPU冷却ファンの交換方法
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