理想未来ってなんやねん

娘可愛い。お父さん頑張る。

セマンティックの波2008−コンサルタントが読み解くウェブ3.0の姿

このレポートでは、ウェブ3.0を「意味を表現し、知識をつなぎ、それらをインターネットをより自分にとって意味の深い、便利で楽しいものにするために使うこと」だと定義している。つまりセマンティックウェブそのものだ。わたしは「ウェブ3.0」という言い方はあまり好きではないが、セマンティック技術が現在のソーシャルウェブの時代を強化し、広げてゆく時代に入ったということには同意する。

http://japan.cnet.com/column/rwweb/story/0,2000090739,20366436,00.htm

また、このレポートでは「ウェブ4.0」を次のように定義している。「ウェブ4.0はその後にくる。ウェブ4.0はユビキタスウェブ環境の中でインテリジェンスをつなぐ。そこでは人間とその他のものがそれぞれ明確な意思を持って互いに通信する」。

「ウェブ3.0はプラットフォームとして現在のウェブ上で適用できるすべてのセマンティック技術とオープン標準を包含するものだ。これは、現在のセマンティックウェブ標準に限られたものではない。」

このセマンティックウェブで期待される成果の種類について有益な議論が行われている。例えば、ウェブブラウザについて「ウェブ3.0のブラウザはデータのセマンティクスを理解し、情報を媒介し、メタデータを自動的に翻訳する」としている。われわれは以前このブログで、Firefox 3がマイクロフォーマットやその他の技術を使うことで情報ブローカーとして動作する仕組みを議論している。

例えば、アイデンティティに関して「流れはセマンティックアバターに向かっており、個人がネットのあらゆる場所で自分の個人情報を運用し、管理することが可能となる」

もう1つの興味深い流れは「集合的ナレッジシステム」で、ここではユーザーが「コンテンツ、セマンティクス、モデル、振る舞いを加えるために協力し合い、システムは学習して使いやすくなっていく」という。

Web上のテキストを解釈する技術がこれからの主流になっていくだろう。
この分野では既にGoogle等のサーチエンジンが先行しているが、いずれオープンソース開発者によってAPI化され、誰でも簡単に利用できるようになる。
誰でも簡単に利用できるようになると、そのAPIを使用した新しいサービスが生まれる。
新しいサービスにより、新たなパラダイムシフトが発生するに違いない。