インフラエンジニア勉強会 hbstudy #16に行ってきました
インフラエンジニア勉強会 hbstudy #16に行ってきましたので、自分なりのまとめを載せておきます。
taRgreyで手間をかけずにスパム削減
有限会社ジーワークス 佐藤 潔さん(id:stealthinu)の発表
まとめ
Spamの97%は海外のbotnetから送信されており、taRgreyはbotnetの特徴を踏まえて、動的IPっぽい逆引き名(S25R)に引っかかったものだけ、SMTPセッションの返答を何十秒(125秒)か待たせて(tarpitting)、遅延を待てなくてもちゃんと再送されれば許可(greylisting)する手法でベイジアンフィルタ等に比べて軽いのが特徴。1次フィルタでtaRgreyを使用することで85%のSPAMは防げ、2次フィルタでSpamAssassinを入れることで殆どのSpamは撃退できるらしい。
ケーブリング哲学
ほっけさんの発表
まとめ
- きしめんケーブルは自宅で1本配線する場合には良いが、複数並べて使うとエラーが起こりやすいので危険。
- 細いケーブルは短ければ大丈夫。PoEには使えない。
- 自作ケーブルはカテゴリ5ぐらいまでは問題なかったが、カテゴリ5e、カテゴリ6とシビアになっており、やらない方が良い。
- あったらよいもの、ケーブルダクト、整線パネル、ベルクロ。
- 結束バンド(インシロック)は良くない。ケーブルにストレスを与えるのと、切るときにケーブルを痛める事があります。
- 電磁誘導によるノイズ。モーターからは120cm以上、動力系の電源と180cm、その他電源系からは30cm以上離すのが推奨。
- 水平に這わせない。近づける場合はゴム板を挟んで垂直に交差する
- ケーブルはできるだけ下に垂らしてそのまま上に上げる。
- ケーブルを巻くとコイル化して電磁波が発生しノイズとなる。どうしても巻くときは経をだんだん小さくするように巻くのがよい。
- ラベルは両端に連番で振ってしまって管理表で管理するのがオススメ
- サーバーの電源ケーブルについては長い場合は、短いものを買う。愛三電機で売っている。
- LAN配線用のマニュアルがあるらしい。
- PoEを使う場合、カテゴリ5eでは不安。PoEを使う場合はカテゴリ6以上がいい。
- ケーブルって5,6年使うと被覆が固くなる。耐用年数は調べて無いのでわからないがあるかも。一方ECOケーブルなどなどは長くもつかも。あとコネクタ部分が弱い。コネクタを酷使した回数は数えておくと幸せになれます。
- ケージナットは専用の工具がある。
- 一人でラッキングするときは下のネジから止める。
他の人のまとめ
他にもまとめられている方がおられるので紹介いたします。
インフラ勉強会 hbstudy#16に行ってきました - popowa - メーヴェに乗りたい
2010-10-24
hbstudy16―「taRgreyで手間をかけずにスパム削減」&「ケーブリング哲学」に行ってきた - 双六工場日誌
koie blog : hbstudy#16 taRgreyで手間をかけずにスパム削減、ラッキング、ケーブリングまわりのお話
佐藤 潔さんの報告もありました。
インフラエンジニア勉強会(hbstudy #16)で「taRgreyで手間をかけずにスパム削減」をプレゼンしました - モーグルとカバとパウダーの日記
紹介までいただいてありがとうございます。
感想
佐藤 潔さんの発表については丁度タイムリーな話であったので活用させて頂きたいです。
ほっけさんケーブリングの話は普段の勉強会では中々聞くことのできない貴重な話でした。
最近勉強会から足が遠のいていましたが、次回の勉強会も是非参加したいと思います。